tayutayu

日誌

きょうもにんげんになれなかった

家をでるときにはジム・オルークをきいていた。
目覚めからもうろうとしていて、とにかく家から出ないととドアを開けたのが7時半を過ぎた頃のこと。その二時間後には、このドアの前に戻ってきていた。

家を出て最寄りの駅まで歩きながら、朝食べたもののことを思い出していた。
焼いていない食パン、マーマレードジャム。
コンサータを飲んだからたしかコーヒーは飲んでいない。
駅に着く。始業時間には余裕で間に合う時間なのに、血の気はすでに引いているのがわかる。
投げやりな気持ちで電車を待った。それから数十分のことを考えると憂鬱で仕方がない。案の定、最寄り駅までは行けたもののバスに乗る前に動けなくなり、バス停で会社にメールを打った。動けるようになるまでしばらくじっとしたあと、さっきまで乗っていた電車と逆向きのホームへ降りた。

貧血、血圧の異常、低血糖、自律神経の乱れ、ストレス、パニック、なんでもいい。
とにかく朝がつらい。電車がつらい。ごくあたりまえのことがどれもつらい。
こういうことをくり返すたび、どうやったらにんげんになれるんだろうと思う。

やりようのない日記になっちゃった。
こういう気分には、ジム・オルークがとても合う。


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