お題「好きなラジオ番組を教えて下さい!」
放送大学の講義です。
もぐりすぎて、いまではジングルのアコースティックギターがあたまのなかで完全再生できる。
朝の支度中や、なんだか落ち着かない、やりようがないなというときには、とりあえず身のまわりを片付けてradikoで放送大学のチャンネルを再生します。
すると、ことばでいっぱいになっていたあたまがすーっと換気されて、チューニングされるような感覚になります。
高校くらいまでは音楽のことばかり考えていたので、ふつうに暮らしていてはなかなか出会えない洋楽や、少し昔の音楽に触れられるFMラジオがとても好きでした。
ただ大人になっていくにつれ、パーソナリティの声の調子やゲストとのやりとりを追っているとあたまがつかれるようになってしまい(聴覚のコミュニケーション能力がない)、ぱったりとラジオをきかなくなりました。
加えて、体調の悪いときはほんとうに(死ぬほど)好きな音楽であっても受け付けなくなりました。音の進行によって生まれる表現そのものが、人間の声みたいに意志をもって動かされている、そのことにたえられないような気もちになります。
そんなわけで一時期は仙人のような無音生活を送っていたのですが、たまたまひらいたradikoの放送大学で発達心理学の授業をやっていて、そこからもぐりこみ生活がスタートしました。
放送大学は、曜日時間ごとにさまざまな講義が放送されています。
ほとんどbgmとして流しているので内容をがっつり把握することはまずないのですが、心理学や精神医学、社会学や芸術的な学問まで、こんなの無料で聴いてていいの?!というような話が日々盛りだくさんで、余裕のある日はがっつりかじりついてもたのしい。
ふだん自分では選ばないような科目が流れてきて、意外と興味深い内容だったということもよくあります。
そして、どれも学術的なテーマなので、きほんてきにはだれかの感情が入ることはなく、語られることばの調子も淡々としています。それがとても心地よい。
毎日生活していると、自分のまわりのことばだけであたまが凝り固まってしまうようなことってありますよね。そういうときにたすけてくれるのが、やっぱりラジオです。
アットホームなラジオもいいけど今日は気分じゃない、
そんな日にはぜひ放送大学、聴講してみてはどうでしょう、、?
余談ですが、
放送大学にはイメージソングなるものがあり、だいたいその日の最終授業と番組休止のあいだに流されるのですが、深夜のテンションで聴くとこの一曲目がけっこう衝撃的でした。眠れない夜に聴こえてくるこの歌、ツボです…