tayutayu

日誌

へこへこしない練習

へこへこするタイプです。
何をするにもしてもらうにも、へこへこしてしまいます。
ローソンのレジで「ありがとうございます」を何回言うだろうと数えてみたら、ただプレミアムロールケーキを買うだけなのに3回言いました。「あっ、」もそれくらい言いました。支払いや自賠責の申し込みや複数口の荷物の発送などがあったのならまだしも、コンビニスイーツのお会計で3回はさすがに言い過ぎです。
セブンイレブンで働いていたわたしだってそう思います。

どうしてそうなってしまうのかをざっくり考えてみました。

 

1. 過去を拗らせている
お金を払っている時点で対等な関係である、というしくみは理解できているはずなのですが、どうしても「気持ちよく仕事をしてもらいたい」という気持ちが湧いてしまいます(…書いていているそばからそれはそれで自分が気持ち悪くなってきました、なにこの客)
これには自分が接客業をいくつかやってきた経験からくるもの(闇)が影響しているのかもしれません。
けれど、自分がいま接客をしていたとして、お客さんになにか期待をしているか?と考えてみれば絶対にしないはず。最低限の礼儀と清潔だけ守られていれば二時間だって三時間だっていてもらってかまいません。

2. コミュニケーションスキルの低さ
自分と相手の間で起きているできごとに圧倒されてしまい、パニックになっているところがあります。
たぶんコンビニでのやりとりくらいならある程度の定型のパターンがあり、返答を返したりお礼をするターンというのは決まっているはず。なのである程度は間を待つことができるのですが、「あっ」を多用してしまうひとたちというのは、いざレジに向かうとそんなものはぜんぶ吹っ飛びます。
そして「なにかをしてもらったときにはありがとう」の信念のもと、店員さんのすべての言動に対してお礼を申してしまうわけです。

 

このことを考えはじめたのは、今日の昼下がり、たまたま交通整理のおじさんとすれ違う機会があったからでした。
交通整理のおじさん……へこへこポイントですね。
いつもだったらおじさんがみえて、相手もこちらを認識して手を上げるか下げるかしはじめるようなタイミング……まだ数メートルあるくらいのところから、わたしのへこへこはスタートします。

へこへこ①、早歩き(走り) → おじさんの手前でへこへこ②→おじさんがへこへこ→わたしがへこへこ③、早歩き

ふつうに②か③だけでいいような気がします。

なのできょうはおじさんが頭を下げたらわたしも一度頭を下げる、というへこへこ撲滅運動に挑戦しました。

そうしたらなんと……すごく気持ちいい!
なんというか、アクションゲームのような快感?といってもゲームはほとんどやらないのですが、モンハンnowのジャスト回避ってご存知でしょうか。
モンハンでは敵の攻撃を横フリックでかわすことができるのですが、ジャストタイミングで攻撃をかわせると、なにかいいことがあるようなんですね(わたしもよくわかっていない) あれを決めたような気持よさ。

真面目に話しますと、必要なときに必要なぶんのリアクションを返す、その純度を高めていくことが、交通整理のおじさんとのやりとりのなかでも十分可能であると思えたわけです。
おじさんとのやりとりのなかにはことばはありません。かわりに周囲の状況などでアクションのタイミングや濃度が変化します。ここでリズム感、タメみたいなものが習得できるような気がしています。(交通整理のおじさんは多くが二人くらい配置されているし、行きと帰りで最低でも4回お礼ができる!)

あしたから道路工事を見かけたら、積極的に近寄ってみたいと思います。